BOOKS HIRO通信 第105号

時間を超越する公開アーカイブ書棚:読書対話の深化に向けて
hiro 2024.07.12
誰でも

(1)みなさまこんばんは

国会図書館デジタルコレクションの充実度が近年著しく向上していることをご存知でしょうか。私は大喜びをしています。若い時に愛読した多くの書籍が、今やデジタル化され、一度IDを登録しさえすれば、容易にアクセス可能となっているのです。現在の自宅の書架からは姿を消した本に、デジタル空間で再会できる喜びは格別です。

この発見を契機に、私は75歳の誕生日前後に、数日間をかけて個人的な読書遍歴をブログにまとめる試みを行いました。興味をお持ちの方は、以下のURLからご覧いただけます。

このブログ作成を通じて、時と場所を問わずアクセス可能な私にとって貴重な「アーカイブ書棚」が誕生しました。これは過去から現在に至る時間的広がりをもつ、世界で一つの書籍コレクションと言えるでしょう。

ブログ上では思いつくままに書籍を列挙したため、体系的な整理が必要と考え、個人的な索引作成に着手しました。読了年ごとに書籍を分類することで、自身の読書傾向の変遷が明確になるでしょう。

まだ自宅の書架にある書籍に関しては、共同書店PASSAGE(SOLIDA)の書棚に入荷し、他の方にも読んでいただきたいと思っています。しかし、再読の意思がある書籍については、国会図書館デジタルコレクションでの閲覧できるということが、実物の提供に際しての心理的負担を軽減する効果があります。

さらに、このアーカイブ書棚を公開できることの意義は大きいと考えています。PASSAGE(SOLIDA)での小規模な書棚展示と相まって、読書好きの方々との対話の素材として機能することが期待されます。特に、書棚への入荷書籍の選定理由の説明が容易になる点は、読書に関する対話の促進につながると期待できるでしょう。

デジタル技術の進展は、時空を超えた書籍との邂逅を可能にし、さらにその体験の共有を促進します。この新たな読書環境が、より豊かで深い読書体験をもたらすことを確信しています。

新たな書籍との出会いや、懐かしい書籍との再会の機会が増えるでしょう。それは、さらに豊かな読書文化の醸成につながると信じています。こうして新たな読書の地平を探求していきたいものです。

(2)現在の私の棚主ページです

来週の私のバイトスタッフ勤務は日曜日、月曜日、水曜日です。

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