BOOKS HIRO通信 第37号
(1)みなさまこんばんは。
私は昨年のいまごろ試行錯誤の末に棚主になりました。実はその試行錯誤が楽しいのですが、短期的には「これはどうしようか?」と困ったこともあります。当時は棚主の数も少ないので、PASSAGEに行って店長のユイさんに呆れられ(彼は口には絶対出しませんが)ながらも懇切丁寧に教えてもらったことが何回もあったと思います。忙しい中で対応をさせてしまい、申し訳なかったと思っています。
そこで、より楽しく、より多く自分の力で、棚主生活を始める方法を考えて書いてみました。私的なエッセイですので、参考にとどめてください。とはいうものの、もしかすると、今回 PASSAGEbis! で新たに棚主になる方の参考になるかもしれません。
なお、この文章は書評家棚主さんではなく、一般の棚主さんを想定して書きました。
以下、箇条書きにしています。
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1.まず、鹿島茂さんの「なら、自分で本屋になっちゃえばいいじゃん!」を読み直します。
初心は大切です。2以降の作業の指針になります。
2.自分の書棚のコンセプトまたはテーマを決める。
ほとんどの方の頭にはあるはずですが、それを具体的で簡単な文章にしておくと良いでしょう。私は「日記・紀行本の良さを伝える」ということにしました。あとで、変えるのは構いませんが、私の場合日記や紀行の概念を拡大解釈することにより、思ったより広範囲の本を取り扱うことになりました。そこで自分の視野が広がっていくのを実感しました。棚主の醍醐味でした。
3.PASSAGE(運営)からのメールを注意深く読む。
棚主になるにはどうするかは、すべてメールで指示してもらえます。正直にそれに従っていれば、楽に自然と棚主をはじめることができます(キッパリ)。
しかし、スタッフとしての経験では、過去のPASSAGEからのメールを見落とした、またはよく読んでいないことによるトラブルが散見されました。これを防ぐには、後で読み返せるようにメールにマークすると良いですし、Gmailの検索機能を使って、キーワード「PASSAGE」で検索するのが最善です。
4.PASSAGE(運営)からのメールの指示に従い、(日本の)クレジットカードを用意して、入居金を支払い、月会費を支払う手続きをします。
5.上記が済めば、棚主ページをオープンできます。指示に従い、パスワードをセットするとマイページができます。
このあとはこのマイページを使って、具体的な本屋さんの準備が始められます。
6.各書棚は、一軒の(古)本屋さんと同じです。まず店舗情報をセットします。
店舗情報とは正式な屋号、店舗プロフィール(店舗の説明と棚主の各種SNS情報)、店舗プロフィール画像、蔵書票、棚主の住所や売上金振込先銀行口座の情報などです。棚主ページの設定メニュから、すべて容易にできます。確認をしながら慎重にかつ楽しみながらやることをおすすめします。
7.店舗情報の準備ができたら、まずは、棚主ページの「入荷予約」メニューを使って、入荷日時の予約を行ってください。
PASSAGEのスタッフはこれを頼りに、棚の開設の下準備や、入荷当日の棚主サポート業務の計画を立てています。予定が変わったら、予約を削除し、新たな予約をします。
郵送入荷の場合は入荷予約は不要です。8で入れる入荷日情報に従って、自動的に入荷予約がされます。
8.棚に入れる本を選書しながら、在庫登録を行います。
棚主ページでできます。棚主としてはここも大変楽しいところです。大切な商品の情報なのでゆっくり慎重に行いましょう。
ISBNを入れると本の情報は自動的にセットされます。書影もほぼ自動的にセットされますが、まれにされない場合があります。自分で撮った書影をセットします。ISBNがない本についてはISBN欄は空欄としておいて、題名などすべてを自力で入れる必要があります。
情報を入力したあとに、かならず内容のチェックをします。その後の「登録」ボタン押下や、修正後の「更新」ボタン押下を忘れずに。
棚のサイズを考えて、適正な量の登録を行います。
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長くなったので、「その2 入荷編」は来週また、楽しみながら書きます。
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(2)現在の棚主ページです。
在庫がご覧いただけます。オンライン販売のご案内もしています。
来週の私のバイト勤務は、日曜日・月曜日・水曜日です。
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