BOOKS HIRO通信 第171号
(1)みなさまこんにちは
定年後しばらく、天文学を独学で勉強していた。PASSAGEでの棚主活動が面白くて勉強を中断していたが、今年再開した。勉強の有力な手段として「天文月報」を、以前は毎月購読していた。雑誌の形で届けてもらって読むには、天文学会に加入が必要だったが、今回は何らかの方法で読むだけでいいとする。
調べたら、バックナンバーがpdfで公開されている。しかも、今年からは全記事最新号まで読める。嬉しい。とは言え、pdfをダウンロードして、机上のPCで開いて読むのは少し鬱陶しい。最近は、ゴロ寝読書を心掛けているので、なおさらだ。別途入手していたAmazon Fireで読んで見ようと思いたった。8インチで軽いし、財布にも優しい価格。無精な読書には最適なものだ。
天文月報サイトのバックナンバー・ページ(*)をアクセスし、好きな号を選ぶ。今回はまず2025年4月号を選び、目次ページで好きな記事をさがし、pdf(ダウンロード)ボタンを押す。するとさすがのAmazon Fire、ダウンロード後にすぐkindleで読みますか?と訊いてくれる。「一回のみ」ボタンを押すとkindleアプリが立ち上がり、記事が読めるようになった。
難しい操作のストレスもなく、美しいフォーマットで天文月報の記事が読めた。読み終えたらkindleアプリを終了させると、この記事pdfはkindle上から消える。いくつ記事を読んでもkindle内が混雑しない。気にいった。
ところで4月号を選んだのには訳がある。天文学界の大先輩へのインタビュー記事が年度始めの4月号から連載開始されるのだ。今年度は太陽の観測と日食観測のオーソリティ、日江井榮二郎氏へのインタビューだ。大先輩の若かりしころの勉強の様子や、専門の研究の概容を知るのはとても楽しい。5月号、6月号と読み進める。
途中(8月号)にスワロフ島への日食観測旅行記の引用があったので、寝ながら探してみた。天文台のサイトからダウンロードできる。これも面白い。僻遠の地での観測には、周到な準備と、不測の事態に対応できる知的・肉体的体力が必要とわかる。
日江井榮二郎氏には怒られそうだが、指先を動かすだけで、上記のことができてしまう。足腰や目の弱ってきた年寄りに優しい時代が来ている。
(2)現在のBOOKS HIROの棚主ページです
SOLIDA
RIVE GAUCHE
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また来週。
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