BOOKS HIRO通信 第126号
(1)みなさまこんばんは
SOLIDAのつんどくさんの棚から、『生成AIは『純粋理性批判』の夢を見るか 《探求編》』をSOLIDAで購入しました。

『生成AIは『純粋理性批判』の夢を見るか 《探求編》』
扉に書かれたコメントによると、「カントの純粋理性批判の読書ノートをChatGPTに読み込ませて、作成した文章を人間が校正した」ということです。AIとカントの組み合わせというのが私にとっての殺し文句で、躊躇なく買いました。
カントはいつか読まなくちゃと思っていたが50年くらい、未読でした。難しそうだったからです。つんどくさんのこの本は入門的なものだろうと思いましたが、やはり難しげです。
でも頭に力(?)を入れて、ゆっくり読めば、何とか字面にはついていけました。「上滑りな感じ」にならないように、少しずつそして繰り返し読みました。約50ページなのでそれが可能です。
私は森有正の「経験」に関する言説を、彼の本を選書した理由として、皆さんにお話していました。この「経験」がキーワードいや理解の糸口の言葉になりそうです。森有正の『旅の空の下で』を引っ張り出して復習しています。二冊を並行して読んでいると、何となくわかりはじめる、その快感は久しぶりです。
つんどくさんの本は500円の小冊子ですが、何日も楽しめそうです。発展性のある読書も期待できそうなのも嬉しいです。森有正の理解も進みそうですし、このような読書体験を続けていくと森有正のいうところの「経験」となっていくのでしょう。
今回の本は《探求編》でしたが、次に出るという《認識編》がおおいに楽しみです。
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とこちら。(RIVE GAUCHE)
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