BOOKS HIRO通信第5号

いよいよ第5号です。
hiro 2022.08.05
誰でも

日記・紀行文学専門のBOOKS HIRO、「BOOKS HIRO通信」を週イチ、金曜日22時に配信します。〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉のプルースト通り14番地から発信しています。

(1)みなさまこんばんは。

しばらく書棚に置いてあった『斎藤茂吉全集 第二十九巻(日記1)』を、一旦返品扱いにしてもらい、持ち帰りました。先日ある棚主さんと、北杜夫や斎藤茂吉の話に花が咲いたので、また読み返したくなったのです。帰りの電車で読んでいたら、欧州留学からの帰りに東京の病院が自分の原稿や資料も含めて焼けてしまい、茂吉が非常に落胆するところの記述が真に迫っていて、相変わらず、感動しました。

このシチュエーションを切実に感じるのは、北杜夫の『楡家の人びと』をもっと前に読んでいたからです。『楡家の人びと』はいま手もとにないのですがまた読みたくなり、近所の図書館で借りる手配をしました。自前の本が物置から「発掘」できたら、これもBOOKS HIROで売るかもしれません。自分の読書体験をもとにして、複数の書籍を関連付けて並べて売ることも有効かもしれないと思いはじめました。セット売りにするかどうかが、決め所です。バラ売りとどちらが読者に親切なのかしら。

ところで、電車から降りたとき、駅のホームから地上にあがる階段で、足の痛みに気付きました。足がつる一歩手前のような感じです。一日中立っていたからかと思いましたが、あとでよく考えてみると熱中症の初期段階だったような気がします。事実、家に戻って水分を十分摂って休むと、痛みは消えました。最近の暑さには十分気をつけるべきだと、思いを新たにしました。

(2)今週入荷済み本は4冊(セット)です。

①『アシモフ自伝』4巻 (山高昭訳 早川書房 昭和58年〜60年)

4冊セットで、18,000円としました。インターネットでいろいろ調べましたが、そもそもセットでは売っていないことがわかりました。この本の価値からしても、決して高くないと思います。私は彼の執筆家としてのプロ根性に感激しました。ブログにかなりの量のメモや感想を書きました。

(3)来週入荷予定本は1冊です。

①『神谷美恵子著作集(10)日記』(1982年)

神谷美恵子がいかに刻苦精励して、「自分」を作り上げたかがわかる本です。驚きかつ感激して読みました。

(4)在庫目録(8月5日 11時現在)です。

(5)オンライン販売のご案内です。

ではまた来週。

(ところでバックナンバーのうち創刊2号は読めない状態になっています。私の操作ミスが原因です。すぐには直せません。お許しください。)

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