BOOKS HIRO通信 第122号
(1)みなさまこんばんは
audibleの3ヶ月99円キャンペーンをやっていたので会員登録しました。
まず聴いたのは漱石の『草枕』です。
毎月第3金曜日にやっているART友の会執筆研究部の勉強会での材料として、青空文庫でよみ直し、もっと理解を深めるためにaudible版で聴いてみました。短い小説ですが、結構時間はかかりました。(4時間半)
自宅でも聴いたし、電車内でも聴き続けました。
まず感じたのは、読むと聴くは大違いであること。難しい漢語が多いと聴き取りが難しい。何度も読んだことがあるのでなんとか意味が通じました。つくづく漢字(表意文字)は読むときに便利だと再認識しました。その一方、目だけだと深く理解しないまま読み流すおそれもありそうです。
一方、聴いている場合は、わからない単語があると、気になってその直後の文章の理解が困難になります。細かいことは気にしないという、修行が必要かもしれません。
ともかく、『草枕』は無事クリアしました。
他に読んでみたもの
森永卓郎さんの『書いてはいけない』、内館牧子さんの『養老院より大学院』。これらは『草枕』の2倍近い時間がかかりましたが、ちゃんと理解しながら、「読んだ」ではなくて「聴いた」という感じになりました。
現在はトーマス・マンの『魔の山』に挑戦中です。紙の本で読むよりずっと面白く、ラジオドラマを聞いている感じです。すでに何回か読んでいるからかもしれません。でもとにかく長い。
audible、楽しいのでもう少し聴き込んでみます。時間がかかるのが難点ですが、寝る前とか通勤時間を有効活用すればなんとかなりそうです。
なお、今週PASAGEやSOLIDA、RIVE GAUCHEで買った本は以下の通りです。
『評伝 開高健 生きた、書いた、ぶつかった』小玉武さん著 (著者はSOLIDAの棚主さんです。)
『藤村のパリ』河盛好蔵著 (RIVE GAUCHEのtsundokuさんの棚から。)
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一方SOLIDAで売れた本は『アムニジアスコープ』。
RIVE GAUCHEで売れた本は『旅の空の下で』。
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