BOOKS HIRO通信 第128号
(1)みなさまこんばんは
2024年もうじき終わろうとしています。
PASSAGEの各店舗の休業期間は2024年12月30日(月)から2025年1月3日(金)です。
(特にRIVE GAUCHE店は日仏学院の全館休館日にあわせて、以下も休業です。2024年12月25日(水)・28日(土)・29日(日)、2025年1月4日(土)〜2025年1月6日(月))
BOOKS HIROは今年春にPASSAGEからSOLIDAに引っ越し、夏にはRIVE GAUCHE店に店を増やしました。
SOLIDAでは従来通り、日記・自伝を中心とするが幅広い選書をこころがけ、RIVE GAUCHE店にはフランスやパリに関する思いを表すような選書にしました。
辻邦生・森有正などの本はどちらにも置いたのですが、やはりRIVE GAUCHE店での売れ行きが勝りました。顧客の求める本を選び店頭で解説し、それが売れる楽しさを味わえました。来年はどちらの店でも、他の棚主さんの選書を参考にしながら、新しい選書を楽しみながらできるようにしたいと思っています。
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最近SOLIDAにできた棚「ヒマラヤ」さんの、棚主さんのご著書『ウィーン、わが夢の街 フロイトと熊楠』(2023年 鷗出版)を購入して読み、先日この「BOOKS HIRO通信 第123号」でご紹介しました。一昨日棚主さんから、別のご著書『伝 安藤昌益 『西洋真営道』』(2012年 鷗出版)
をご恵贈頂きました。先ほど読み終えたのですが『ウィーン……』におとらず、奇想天外で面白い本でした。安藤昌益(実は私の郷里八戸にもゆかりがあります)の自然真営道の思想をわかりやすく物語に取り入れ、安藤昌益がカントやゲーテ、ヴォルテール果てはルイ16世とユーモアたっぷりにやりあい、互いに会話しながら『西洋真営道』を書くというストーリーを力技で描いたのは、この棚主さんの過去のご研究の成果です。それを私のような素人にも楽しく読めるように書かれたのは、なみなみならぬ力量といわねばなりません。
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今、佐藤亜紀さんの月刊ALL REVIEWS特別編 連続講座『歴史小説の技法』の受講者を募集中ですが、上記の「ヒマラヤ」さんの本を読んで感激したついでに、申し込んでしまおうかと思っています。受講料はかなりの価格なのですが、これを受講すると自分の読書の世界が飛躍的に広がるだろうと思います。これを読んでいる皆様にもぜひおすすめしたいです。
申し込みのページはこちら。(プレ講座「歴史とは何か/歴史小説とは何か=本講義の概要として、幾つかの作例を交えながら語る=」が視聴できます。これを見ると受講したくなることうけあいです。)
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こうして、私は来年も楽しい棚主ライフがおくれそうです。
みなさまも良いお年を。
(2)現在の私の棚主ページです
SOLIDA
RIVE GAUCHE
来週は日曜日に神保町でバイトスタッフ勤務です。来年は1月4日にやはり神保町。
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